「まだ何もはじまっちゃいない」
2004年1月25日↑「キッズ・リターン」より
「俺たちもう終わっちゃったのかなぁ?」
「まだ何もはじまっちゃいない」
まだ何もはじまっていないっていいことだな。そう思うことで、安心できる。
昨日はつくばまで行ってきた。
東京駅から高速バス。
隅田川に沿って進んでいった。ちょっと面白かった。70分くらいかな。
お菓子とか食べながら。「遠足みたいだねー」って。
これはこれで楽しかった。
なんでつくばまで行ってきたか?
伊藤キムの舞台を見る為に。
つくばって不思議な空間だった。学園都市。
伊藤キムの舞台は面白かった。
私達が座ったのは一列目のど真ん中。
友達の隣には、前回見たキムの公演に出ていた人が座った。日記にも書いた人。ちょっとびっくりした。
キムはラジオを持ってステージに現れると、観客を見渡した。
ど真ん中だっただけあって、じーっと見合ってしまった。
あーなんか巻き込まれたりするのかなぁって内心ドキドキしてたんだけど。
彼が指名したのは、私の隣に座ってた親子だった。子供の方は小学校中学年くらい。
キムは腕時計を外して渡し、「20分経ったら教えてください」と言った。
それからおもむろに、彼とラジオの格闘が始まった。
今回の演目。「ラジオと踊る」
生で流れているラジオの音に合わせて、キムが即興で踊るというもの。
最初は放送大学の講義に合わせていたんだけど、そのうちリモコンでチャンネルを回し始めた。
相撲とか、音楽番組とか、演歌とか。
その時々で、まったく違う踊りを披露していた。
相撲で勝ったとアナウンスがされれば勝利の舞を踊り、演歌が流れればしおらしい女性を演じていた。
芸達者だった。敏感な精神と身体を持った人なんだなって思った。
こんなにかっこよくリモコンを構える人もそうそういないだろうとも思った。
狭い会場だったので、観客を巻き込んで。観客席に飛び込んだり。
すごく面白かった。みんな大笑いだった。
即興ならではの緊張感や連帯感を味わえて楽しかった。
帰ってきて家族と焼肉を食べに行った。そんでカラオケに行った。
こんな展開は珍しかった!
今日は何もしなかった。ゴロゴロしてた。
久しぶりに「やることなーい」って気分になった。
「Kids Return」を観た。いまさらー。(北野武の映画はあんまり見たことないんだけど。菊次郎の夏くらいかなぁ。)
いい作品だと思った。屁理屈こねたりしないし、結論を急いだりもしてないし。
お互いの道を歩き出して、それぞれ成長し・・・・そして挫折を知る。
そういったストーリーなのかもしれないし、そうではないのかもしれない。
・・・・何言ってるんでしょう、自分。
ただ、最後に二人は当たり前のように一緒に居て、そんであの台詞を言って笑い合う。
そんな終着点がとても気に入った。
「俺たちもう終わっちゃったのかなぁ?」
「まだ何もはじまっちゃいない」
まだ何もはじまっていないっていいことだな。そう思うことで、安心できる。
昨日はつくばまで行ってきた。
東京駅から高速バス。
隅田川に沿って進んでいった。ちょっと面白かった。70分くらいかな。
お菓子とか食べながら。「遠足みたいだねー」って。
これはこれで楽しかった。
なんでつくばまで行ってきたか?
伊藤キムの舞台を見る為に。
つくばって不思議な空間だった。学園都市。
伊藤キムの舞台は面白かった。
私達が座ったのは一列目のど真ん中。
友達の隣には、前回見たキムの公演に出ていた人が座った。日記にも書いた人。ちょっとびっくりした。
キムはラジオを持ってステージに現れると、観客を見渡した。
ど真ん中だっただけあって、じーっと見合ってしまった。
あーなんか巻き込まれたりするのかなぁって内心ドキドキしてたんだけど。
彼が指名したのは、私の隣に座ってた親子だった。子供の方は小学校中学年くらい。
キムは腕時計を外して渡し、「20分経ったら教えてください」と言った。
それからおもむろに、彼とラジオの格闘が始まった。
今回の演目。「ラジオと踊る」
生で流れているラジオの音に合わせて、キムが即興で踊るというもの。
最初は放送大学の講義に合わせていたんだけど、そのうちリモコンでチャンネルを回し始めた。
相撲とか、音楽番組とか、演歌とか。
その時々で、まったく違う踊りを披露していた。
相撲で勝ったとアナウンスがされれば勝利の舞を踊り、演歌が流れればしおらしい女性を演じていた。
芸達者だった。敏感な精神と身体を持った人なんだなって思った。
こんなにかっこよくリモコンを構える人もそうそういないだろうとも思った。
狭い会場だったので、観客を巻き込んで。観客席に飛び込んだり。
すごく面白かった。みんな大笑いだった。
即興ならではの緊張感や連帯感を味わえて楽しかった。
帰ってきて家族と焼肉を食べに行った。そんでカラオケに行った。
こんな展開は珍しかった!
今日は何もしなかった。ゴロゴロしてた。
久しぶりに「やることなーい」って気分になった。
「Kids Return」を観た。いまさらー。(北野武の映画はあんまり見たことないんだけど。菊次郎の夏くらいかなぁ。)
いい作品だと思った。屁理屈こねたりしないし、結論を急いだりもしてないし。
お互いの道を歩き出して、それぞれ成長し・・・・そして挫折を知る。
そういったストーリーなのかもしれないし、そうではないのかもしれない。
・・・・何言ってるんでしょう、自分。
ただ、最後に二人は当たり前のように一緒に居て、そんであの台詞を言って笑い合う。
そんな終着点がとても気に入った。